to Glasgow

2020年2月20日木曜日。
LeicesterからGlasgowに向かっている途中。電車移動だ。
こちらの高速鉄道は割りと快適で、車窓からは主に長閑な牧草地が広がっている。所謂牧歌的風景だ。驚くのは郊外における建物の少なさで、広大な土地に葉が落ちてしまった白い幹の落葉樹が林となって点在している。

イギリスに来ている。よく考えてみると社会人になってから初めての海外だ。噂では聞いていたが入国審査は顔認証カメラになり、スタンプもなくなり、飛行機の座席モニターはiPadの様になっていた。
数日過ごしているが、その中で10年ほど前に少し過ごしたシンガポールを思い出す。今思うと「ああ、イギリス領だったんだな」という具合である。

なぜイギリスに来ているかというと「おとぼけビ〜バ〜」というバンドのUKツアーに帯同する為である。Bristol公演で初めて彼女たちの海外でのライブを見た。様々な思いがあるが、まだそれは僕の中に留めておこうと思う。ポジティブな理由からだ。
しかし一つだけ確かなのは、もっと記録し伝えなければいけないということである。こんな気持ちなのはいつぶりだろうか。商業ベースで写真家として活動する様になってもう結構な時間が経った。お金にならないものは関わらない、メリットがないものは撮らないというスタンスを半ば盲目的にとっていたのだが、やはり僕は根っからそういうタイプではないのだ(薄々わかっていた)。お金はやり甲斐とはおおよそイコールにならないのである(個人的見解)。故に諦めや他の生き甲斐に走らなくてはいけない。しかしそんなに賢く分別をつけられない僕はずっと煮え切らない気持ちのまま、それが爆発しそうになると写真展をやったり自分の作品作りに没頭する、という生活を送っていた。このバランス感覚が非常に厄介である。つまり欲張りなのだ。

今回のUKツアーが発表されてしばらく経ってからおとぼけビ〜バ〜の写真(広く言えばプロモーション用の)を撮影したりする中でボーカルのあっこちゃんと頻繁に連絡をしあっていたのだが、何かのタイミングで「いつか海外ツアーにも来て欲しい」と言った彼女に「今度の行こうかな」と何も考えずにすぐリアクションしたのを覚えている。それからあれよあれよという間に今イギリスにいる。抑圧された生活のせいなのか、それとも何かの嗅覚が働いたのかはまだ謎だが来てよかったと思っている。今のところ。

今日含め、あと3公演。何が起きるか。何を残せるか。

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