tu n’es pas ici, c’est-à-dire tu es ici.

気がつけば春一番なんてとうの昔に吹き去っていて、東京都は24日土曜日に桜が満開になった。「例年より早い」らしい。確かにそのような気もするが、それと同時にその文句を毎年(もしくは毎季節)聞いているような気になり、「例年とは」とも考える。どこからどこまでをとって例年なのか。計測の平均値によるものなのか。最早謎である。
2018年、「例年」などで語れないくらいの速度で気候や時代が巡っているのかもしれない。

 

27日火曜日
桜がよく似合うバンドのライブを見に行った。言い表すのが難しいくらい素晴らしい夜だった。
帰り道、自分の音楽への目覚めは何だったかという話になった。

僕は高校を卒業するまで田舎に暮らしていた。今ほどインターネットも盛んではないし、おまけに僕が育った土地にはライブハウスという文化がこれっぽっちもなかった。音楽と言えば都会に比べてチャンネル数の少ないテレビやラジオがほとんどだったし、そこで繰り広げられているものがほとんど世界の全てのような気がしていた。そんな中聴いていたのは所謂お茶の間に認知されている曲たちであったし、チャートを駆け抜けていたモンスター級のバンドや歌手たちだった。(ただ、ギターウルフがHEY!HEY!HEY!に出た事などは覚えている。)

岡村靖幸かなぁとか、ゆらゆら帝国かなぁとかとか言いながら明確な結論には至らなかった。そこを明らかにするより、今も自分には好きな音楽があって、今日鳴っていた音楽がかっこよかったことが自分にとっては大切なのかも、と思った。

 

その日アンコールで聴いたこの曲は、その瞬間世界で一番美しく鳴っている音である気がした。

 

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